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バカ犬とバカ猫〜3章 衝撃の出会い 〜

「おはよ~今日も眠そうだね。」

寝ぼけ眼の僕に仕事仲間達から声がかかる。

「おはようございます。」

僕も挨拶を返す。

広い休憩室の中央テーブルで仲間達と仕事が始まる数分間、雑談をすることが毎朝の始まりだ。

「今日は忙しくなるのかな?」

「今日はまだそんなでもないよ!」

そんな話をしながらも頭の片隅では朝の彼女の事を考えていた。

「もうそろそろ時間だね。」

そう言うと皆、オフィスに向かって行く。

僕もセキュリティーのかかったオフィスのドアを開け、キャビネットの横を歩き自分のデスクに向かう。

まだ眠気が覚めずうつむきぎみに歩く横を、あの清々しい白色に黒いラインが1本入ったスカートが横切った。

眠気は一気に吹き飛んだ。

すぐに顔を上げスカートの女の子を見た。

そこには朝の彼女がいた。

自分の目を一瞬疑った。

「え?なんでここに?」

少しパニックになった僕の時間は止まった。

「朝礼始めます。」

その声で僕の時間がまた動き出す。

毎朝見かけていた彼女はなんと、同じ会社しかも同じフロアーで働いていたのだ。

僕の勤務している場所はダダ広いフロアーに200人以上が仕事内容の違う7~8グループに分かれて仕事をしている、彼女はその1つのグループで仕事をしていた。

「なぜ今まで気付かなかったんだ、こんな近くに居たのに。」

心の中で後悔したのと同時に嬉しさが込み上げていた。

この時、僕は既に引き返す事の出来ない道を歩み始めていたのかもしれない。

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